今日からできるひなろじ対策プレイング
WGPでも優勝者や上位入賞者にひなろじ使用者がおり、前期の段階から夕子の処理ができないと勝つのが難しいタイトルとして環境を考える上では避けることのできない存在となっています。
そんなひなろじですが、ひなろじ使用者としてどのような動きをされると辛いかというのを使用者の立場として感じていること、また自分が対戦相手にひなろじを置いた場合に重点的に意識して行っていることについて書いていこうと思います。
その為にはゲームのターニングポイントがどこにあるのかを正しく認識することが大事です。
それは夕子を多面合体していく瞬間、アラームとして学園長をクロックに置く瞬間です。
この瞬間がひなろじの弱点を突く最大の焦点になります。
学園長からの多面合体によるサーチで具体的に何が起こっているかというと
上手くリフレッシュできている場合、特徴パンプ+合体元の2枚から山札にある夕子+サーチカードの2枚を1回の合体で抜いてきており、
手札消費が本来2枚+①コストで1枚の3レベが出てくる(山抜き1枚)
ところが手札消費1枚+①コストで3レベが出てくることになります(山抜き2枚)
この行動の連続で3面合体を行なった場合6枚のカードを山札から抜き取り、控室から3枚のカードを下に敷きながらアタックしていく訳です。
学園長をクロックに置いたこの1ターンだけでほぼ1-6リフのような6枚の圧縮を現在の山に1ターンで行なった上に、次の山が3枚薄くなる訳でそれは猛烈な速度で山札が硬くなるので対処できないと勝てなくなりますよね。
じゃあ特殊相殺多面出ししてぶつければいいじゃんという発想。僕はこれだけで勝てると思ってるのが理解できません。
なぜならば、特殊相殺は手札消費1枚+①コストで登場するキャラクターであり、夕子も学園長下では手札消費1枚+①コストで登場しているキャラで同等の消費コストをもったキャラであるからです。
その同等のコストを払ったキャラクター同士が相殺しあった場合夕子側が一方的にダイレクト面を貰うことになりますし、相殺がクロック相殺のような3レベ夕子に触れなくなる場所以外の場合、既に山札からカードを6枚抜き取った後である為、圧縮の効いた山からの集中でもう一度合体によるリカバリーが容易である点も見逃せません。
このように、ただ特殊相殺をぶつけた側は消費がトントンで終わった上にダイレクト面を献上し、相手のリカバリーで登場した夕子はクロック的に2の後半にあることから2度目の相殺が効くかは怪しく、これだけで解答になってるとはとても言い難い状況です。
更にこの特殊相殺をサーチする為にコストを使っているのであれば尚更不利な状況は続くでしょう。
その上でじゃあどうすれば良いのかという話ですが
学園長のアラームの発動を抑えるか、されてもサーチ札を弱くし多面合体を妨害するアクションをすれば良いのです。
ここからが実際にどうすれば良いのかというプレイの部分に落とし込んだ話になります。
学園長をクロックに置くということは必ずそのターンの開始時に山札を通常ドロー+クロックドローの2枚
合計で3枚引くことになります。
その為、ひなろじ側はリフレッシュ直前の山札が合計3or2枚の状況でターンを渡されると事実上学園長のアラームを封印された状況になります。
この状況のひなろじ側の回避方法はヒール合体のパーツを2枚とも手札に持って置くことでリフ後に合体することでアラームを発動できるようになりますが、ヒール合体時には2枚の手札消費が必要になる上夕子に比べて枚数が少ないこちらの合体を2枚とも持っておくことは難しい為、学園長のサーチで1枚を持ってくることを想定していることが多いはずです。
対ひなろじの場合は相手のヒール合体のパーツ、夕子のパーツがそれぞれ何枚どこにあるのか所在を確認しておくことが大切です。
例えば実践的な場面でいうと
このような場面
夕子の合体パーツを盤面と合わせて2セット持っており学園長込みで3合体が見込めるようなハンドで1-5
山札が8枚のような状況でヒール合体のパーツが持ててないことを確認できている場合
このような場面で考える大事なことは
「相手の山札を3or2枚にするような殴り方をすることです」
ここでいうと後5枚山札からカードが捲れるような殴り方の為、CXを貼った2-2-2の打点から1レベへのサイドを考慮した殴り方になります。
この時盤面にいる控え暁の効果を使われてしまうと、ドローフェイズの始めに入る前に控え暁で山札を削り切られてしまうので、ここは控え暁サイドが有効な場面です。
そして次に考慮するべきはツインドライブリオンと1レベ夕子の選択肢。
ツインドライブリオンは次のターンも生き残ると行き65のツインドライブアタッカーとして機能しますが、1/0夕子は45のバニラです。
盤面に残すのであれば1/0夕子になるでしょう。
また、コンソール拳で1枚ずらされる可能性まで考慮すると
考えるべき殴り順はリオンにフロント→控え暁サイド→山札の残り枚数、自分のドラが乗るかどうかの考慮を含めたフロントorサイドアタックになります。
これで相手の1リフを阻害し、2リフさせ学園長を機能させなかっただけでひなろじのパフォーマンスは一気に落ちます。
また、
学園長を置かせない手段はもう一つあります。
それは1-6で止めること
次の実践例はこちらになります
このような控え8枚CX見えてて5枚確定ゾーンのある山札だけど1リフは成功してるような状況
何もひなろじ対策を考えてない人は同じ1帯ということもありチャンスだとばかりに1連動を打ち3面フロントしてくるのを目撃しますし、実際対戦相手にされることが多いですが、ひなろじ側としては
次のターン合体からこれからのゲームで必要な札を集めていって有利なゲームになるだろうと感じると思います。
この場面で必要な打点は1リフが決まっている以上学園長を置かせない1-6に止めることつまりリフダメがあることを考慮した1-5までで、入れるべき打点は3点のみとなります。
その為
殴り順はサイドによる打点調整を考慮した
控え暁から(今回は山札を削る能力がクロックドローのタイミングに関わってこない為フロント)
ツインドライブをフロント(既に打点がやばい場合はサイドも視野)
1/0夕子をフロントorサイド
の順番で殴ることで打点を3点に抑えます。
このタイミングで1001を貼っていると最低でも4点以上入ることが確定する為、とてもこのようなことを考えたプレイではないことが分かると思います。
以上2点が実践例を交えた1帯でのひなろじ対策プレイングになります。
これが学園長を置くターニングポイントを考慮したプレイになりますが、この場面を中心に、どうすればひなろじ側がキツいのか他の場面に拡大していきます。
学園長封じのプレイに成功した後について
このように学園長を置くことに失敗したひなろじはどうするかというと手元にある合体パーツを利用しひとまず、夕子に合体して面を取ることで圧縮にかけることを目指すか次のターンに学園長を置くことを狙って1/0以下のキャラで殴ることを考えます。
この場面で出てきた夕子は学園長下での夕子と違いハンド消費2枚+①コストで出ています。
ということはこの夕子を倒すことができると後続の準備が苦しい状況にあるということです。
そうすると最初にお話した特殊相殺が有効な札に変わっていることが分かりますよね?
特殊相殺側はハンド1枚+①コストなのに対してハンド2枚+①コストなので状況が変わっています。
ダイレクト面を貰ってしまうのは仕方ないので、できれば上から踏めると理想的です。それを叶えてくれるのが実はバンドリのイベント数パンプ足立だったりしますがその話はまた今度
ここでの夕子を処理することができるとひなろじへの勝利は結構近いです。
後はデッキ本来の動きで点を入れることを考えても良いし、ひなろじのハンドをもぎ取れるよう盤面を踏むことを意識していきましょう。
学園長置くのを1ターン引き伸ばして動いてきた場合、
この場合は相手の夕子が1ターン遅れている為、盤面が弱いです。ここで一気に2-6まで入れることができるともう学園長をゲーム中置くことすら困難になるので、一気に打点を押し込むチャンス
また、ここで運良く相手のクロックに複数枚の夕子を落とすことができればひなろじのデッキパフォーマンスは大きく下がります。
1-6止めをした場合1リフはされているのである程度の山の硬さを持たれているのでこの遅らせた1ターンをどう上手く使えるかは使っているデッキ次第というところになると思います。
ひなろじ側もココを止めればいつもの合体と同じような動きができる為、ここさえ止めてくれれば楽になるという配置依存状態
このターンに点が入りやすくなるのが重要な為、ひなろじ側の1リフを阻害して山3or2枚にするプレイの方がより有効ということを理解して貰えると良いです。
学園長封じプレイ以前について
ではどうすればそのような1リフを封じるような動きになるか、それはひなろじ側の山削りの手段に目を向けることで分かります。
4投されている控え暁です。この札を序盤から引けているかどうかが大きく1周目を終わらせる上で関与してきますし、1ターン目に投げた控え暁は2ターン目にはオカケンからの回収で使い回すことが可能となります。
その為この控え暁を使わせない行為がひなろじの1リフを咎める上で重要になるのです。
また序盤からのスピードゲームはこの暁使用阻害と合わせることによってハンドの入れ替えを封じられストックや手札の余裕も持てなくなるのでひなろじ側への大きな負担になります。
この控え暁を使わせないカードですが特殊相殺の中でもボトム送りが1番効果的です。
ストックでは1ターン目だとオカケンで触れる領域。クロックは1レベに上がる瞬間に触れる領域になるので、一番山札の下が効果的な場所になります。
これらを考慮した上でじゃあひなろじ対策が簡単にできるデッキって何なの?ってなると思いますが
バンドリが一番処理する上で楽ですし、カードパワーが高いと思います。
先程上に述べたプレイを合わせることでより効果的に対処できると思いますし、他のデッキでも実践できる要素は多くあったと思います。
ドラ1個乗るだけでこれらのプレイって失敗するって意見もあると思いますが、失敗してもサイドして生き残った面はどうせ合体で圧殺されて何も考えずにプレイした場面とほとんど一緒になりがちです。その為対策プレイングはやり得だと考えています。
また、先程のようなことを意識してプレイしていると、1レベの途中でも2パンエンドも選択肢にあげて良いと考えています。
以上がひなろじ対策プレイングになります。