慢心しない為の対策

やあ、またあったね(晴れる屋風)

これを読む君たちは、今までに有利な状況から間違った選択肢を取ってしまい負けた経験はないだろうか。

中盤~終盤にかけ形成がこちらに傾きかけており、自分が考えていた戦略や戦法が上手くハマり勝利が自分の手にたぐり寄せられてくるような瞬間。

気が緩んでしまったり、逆に勝ちが近づいていることに焦って勝ち急ぐあまり無理な攻めの姿勢を選んで負けたという経験。

ちなみに俺はめちゃくちゃある。

この前のアジア予選の負けた1戦もこれに近かった。

俺はレベル2の中盤夕子でボードを固めて3ターン程3面だした夕子が帰ってきてくるかなり有利(だと認識していた)状況から、めぐみん連動2面のクロシューを受け、そのターンは3つ打点を止めたが返しの5点バーンに押し込まれるという展開。

この時の心境としては、「時間切れ以外では負けないだろうし、早く打点が通れ。」という対戦外のことに意識が向いていたし、どうやって負けるのか冷静に負け筋を考えるような心境ではなかった。

慢心した状態だった。

実はこういう負け方をした記憶は1度や2度ではなかったりする。

その為、今回対戦中のメンタル的対策という記事を書くに至った。

ツイッターでなんとなく呟いた中からの延長的な記事としてまとめている。

 

mtg-jp.com

対戦中でのミスは防げないものである。そのミスをしてしまった中でどのような行動を取るべきかについて書かれたコラム

 

今までにこのようなことを考えたことが無かったかと言われるとそんなことはなく、昔調べたような経験がある。

ポーカーでは感情に思考を支配された状態をティルトというそのティルトに対してどう向き合えば良いか、その対策方法などは今回の記事と関連した話となる。

PokerTips.org - ポーカー攻略法:ティルト

これはどちらかというと「今負けた対戦、勝った対戦を次の対戦に影響させないようにメンタルをコントロールする」ということで長期的な勝率を上げようという考え方になる。

そのため今回の「対戦中に冷静に場面を対処する力」とは微妙にズレた解答になる為補足程度で終えておく。

そんな中良い意見をツイッターで貰えた

 対戦に対して勝ち負けを意識したものとして取り組むのではなく、その盤面に対して何が最善手かを考えていくという考え方。

この考え方を聞いて

「ゴールが近づくと、集中力が落ちる。そのため北島康介選手はゴールした後の電光掲示板でのタイムを確認するまでをゴールとして練習した。」

というような話を聞いた覚えがあるので調べてみた。

president.jp

見つかった。どうやら人間はゴールが近づくとゴールへの期待から集中力が欠ける生き物らしい。

ここでのゴール=対戦での勝利と置き換えると自分のような精神状態になるのはこのような考え方から集中力の欠如と考えられる。

そのため.EXEさんのような考え方は一種の「ゴール地点を遠くに設置」する行為に似ていて良い方法だと感じた。

他にも引用すると

これはスポーツだけでなく、あらゆるジャンルに言えることだが、人間は結果を求めると、持てる能力を十分に発揮することができなくなる。
スポーツで言えば、「敵に勝とう」と思った瞬間、能力にブレーキがかかってしまう。
 なぜかと言えば、これは脳の持つ根源的な本能に反することだからだ。

 

■ライバルは自分を高めるためのツールと思え
 先ほど述べたように、脳には「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という3つの根源的な本能がある。
この3つの本能に逆らうことをやると、脳のパフォーマンスは急激に落ちる。
そして「敵に勝つ」は、「仲間になりたい」という本能に真っ向から逆らう考え方なのだ。
地球の歴史の中で多くの生物が絶滅していったが、絶滅した生物の共通点は、周囲にいる仲間とうまくやっていけなかったことである。
 では、ハンセンのことをどのように認識すれば、北島は脳のパフォーマンスを最大限に高めることができるのか。
私は北島を含めて全員に、こうアドバイスした。
「ハンセンをライバルだと思っちゃいけない。自分を高めるためのツールだと思いなさい。そして、最後の10メートルをKゾーン(北島ゾーン)と名づけて、水と仲間になり、ぶっちぎりの、感動的な泳ぎを見せる舞台だと思いなさい」
 つまり、ハンセンとも水とも「仲間になれ」とアドバイスしたのだ。これなら、脳の本能に反することはない。
 結果はご存じの通り、北島は見事金メダルを獲得し、ハンセンは4位に沈んだのである。

結果を求めるあまり能力を発揮できない愚を避けるには、目標達成の「仕方」にこだわるのがいい。
勝負に懸けるのではなく、達成の仕方に勝負を懸けるのだ。
そして、損得抜きの全力投球をする。
 結果を求めず、達成の仕方に全力投球するとき、人間は信じられない集中力を発揮する。
ポイントは、「損得勘定抜きに」だ。
損得勘定とは、実は、結果を求める気持ちにほかならないからである。

自分は対戦中「慢心した心理状態であることを認識したとき」にどう修正すれば良いかということを求めていたが、そもそもそのような心理状態になる対戦への心掛けが良くないのでそこからの修正方法は見つかったと思う。

次回からは、学んだことを意識して対戦中のKゾーンを駆け抜けられるよう意識していこう。